【競馬】現役で活躍する追い込み馬を一挙紹介!

マッチレース 競馬 脚質

追い込み馬ってかっこいいですよね。

前半は馬群の最後方に位置しながらも、直線で末脚を伸ばして勝利を手にしようとする姿に興奮と感動を覚えた競馬ファンも多いでしょう。

追い込み馬はその脚質から、後方よりの、決して有利とはいえない立ち位置からの競馬で勝ち星を手にしようとします。

それでも、抜群の末脚を伸ばして、毎週追い込み馬は活躍しています。

ところで、現在活躍している追い込み馬にはどのような馬がいるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。

当記事では、現役で活躍している追い込み馬にどのような馬がいるのか、紹介します。

《この記事で分かること》

追い込み馬の脚質について分かります。

現在活躍している追い込み馬が分かります。

追い込み馬は豪脚で馬群をごぼう抜き!

先頭を走る馬

追い込み馬の競馬は本当に見ている多くの人の心を沸かせます。

スタート直後は自分の競馬を行うためにあえて後方で身構え、最後のコーナーから直線にかけて末脚を伸ばして先頭に立とうとするのが追い込み馬です。

とにかく目立つので映像映えしますし、その馬の馬券を購入している人にとっては感極まるものがあるでしょう。

逃げ馬や先行馬と違って自身でレースメイクを作ることができないので、その分好走率は劣るものの、かみ合った時の爆発力は計り知れません。

追い込み馬の競馬を見て競馬に興味を持った方もいるのではないでしょうか。

いま注目を集めている追い込み馬

注目を集めるイメージ

現在、ターフで活躍している追い込み馬にはどのような馬がいるでしょうか。

第一線で活躍している追い込み馬をピックアップします。

シュネルマイスター

最初に紹介するのはシュネルマイスターです。

3歳の初戦に挑んだ弥生賞ではタイトルホルダーの2着に入選しました。

皐月賞の切符をつかんでいたものの、あえてクラシックを回避し、NHKマイルカップに進みます。

ここではマイラーや短距離馬をはじめ、皐月賞や桜花賞で敗れた馬が揃いました。

元々皐月賞を回避して挑んだシュネルマイスターは徹底的に仕上げられ、初G1タイトルをを手にしました。

そして、次走に挑んだのが古馬のマイラーが集う安田記念です。

当時、最強マイラーだったグランアレグリアをはじめ、春秋マイルG1を制したインディチャンプ、その他重賞馬が集まりましたが、ここで3着に入選し、一足先に世代の強さを世に証明しました。

秋の初戦に挑んだ毎日王冠では、最後方からの追い込み競馬で上がり最速33.0秒の脚を使い、安田記念を勝ったダノンキングリーを捕らえて優勝します。

すると、次走に挑んだマイルチャンピオンシップにおいてもグランアレグリアに3分の4馬身差の2着と、マイラーとしての頭角をあらわにしました。

前でも後ろからでも競馬できる器用な馬で、どのような展開においても力を発揮できるシュネルマイスター。

最後方からの末脚にも光るものがあります。

今年もマイルG1タイトルを目標に調整されます。

アカイイト

アカイイトは2021年のエリザベス女王杯を制した馬です。

それまでG1タイトルはおろか、重賞タイトルすら手にしておらず、エリザベス女王杯では10番人気の低評価でした。

しかし、レースは1000m通過が59秒0のハイペースとなり、有力馬のレイパパレとウインマリリンが前で揃って崩れたこともあり、後方待機組にとって有利の展開となりました。

アカイイトは3.4コーナーから手ごたえ抜群で、直線でも末脚を伸ばして見事勝利!初重賞タイトルがG1のエリザベス女王杯でした。

ちなみに、アカイイトの父はダービー馬のキズナです。

そして、キズナ産駒初のG1馬になりました。

また、2着に入選したステラリアもキズナ産駒だったので、キズナ産駒のワンツーで決まりました。

マカヒキ

2016年のクラシック前線を大いに沸かせ、一時は最強世代とも言われたマカヒキは、2016年のダービー馬です。

後方からの末脚勝負を得意としている馬で、弥生賞では最後方からの競馬で勝利をおさめ、クラシック路線に乗り込みました。

続く皐月賞も上がり最速で2着に入選し、ダービーではサトノダイヤモンドとの戦いを制して見事世代のトップに立ちました。

ところが、それから大舞台で結果を残せません。オーナーの意向で引退することもなくほそぼそと走り続け、気がつけば8歳馬になりました。

8歳馬になって挑んだ京都大賞典。

世間では終わったダービー馬という扱いを受けていて、9番人気にまで支持を落としました。

ところが、最後の直線で馬群を割って末脚を伸ばし、若駒のアリストテレス、そして菊花賞馬のキセキを捕らえてなんと優勝してしまいます。

久々の勝利は3歳のニエル賞以来、実に5年ぶりの勝利となりました。

また、早熟といわれるディープインパクト産駒が8歳にして重賞タイトルを手にしたのはマカヒキがはじめてでした。

その後挑んだジャパンカップは二けた着順に収まりましたが、2022年も現役を続行します。

始動戦は京都記念。

何気にG2における戦績は優秀なので、ここでも一発あるかもしれません。

同期のエアスピネルと共に、いまも競馬界を盛り上げています。

マルシュロレーヌ

ダート馬であるマルシュロレーヌは名門矢作厩舎が管理する馬です。

マルシュロレーヌの名前が競馬界をとどろかせたのは2021年の秋です。

地方で重賞タイトルを手にしていたものの、中央のダート重賞を手にしていないことから、ダート界における知名度は決して高くありませんでした。

2021の11月。

同厩のラヴズオンリーユーが北米で開催されたBCフィリー&メアターフに挑む際、同日開催されるダートG1のBCディスタフに出走するため、渡米しました。

過去に大きな重賞タイトルを手にしていないことは北米の競馬メディアにも伝わっており、当日の人気は11頭立ての9番人気と、極めて評価は低かったです。

しかしながら、先行勢が序盤にオーバーラップを刻んだことが、追い込み馬のマルシュロレーヌにとって追い風となりました。

前が一杯になりつつある中、コーナーからまくり上げったマルシュロレーヌは、追撃するダンバーロードをぎりぎりでかわして見事優勝タイトルを手にしました。

ダートが本場のアメリカで、日本の調教馬がG1タイトルを手にしたのはこれが初でした。

この功績から、2021年のNAR(地方競馬)グランプリ特別表彰馬にも選出されたマルシュロレーヌは引退レースにサウジカップを予定しています。

惜しくもG1タイトルに届いていない追い込み馬たち

優れた末脚を持ち、そして幾度となくG1レースで好走しているものの、なかなかG1タイトルを手にできない現役馬もいます。

大舞台で馬券に絡んでいるので、知名度も高いのですが、なかなか勝ちきれない追い込み馬を紹介します。

サトノレイナス

サトノレイナスは2020年にターフデビューを果たした馬で、全兄に弥生賞を制したサトノフラッグがいる良血馬です。

デビューから追い込み競馬を得意としている馬で、阪神JFではソダシとタイム差なしの2着に入選しました。

3歳初戦にてぶっつけで挑んだ桜花賞においても上がり最速32.9秒の末脚でソダシと差のない2着でした。

もしソダシがいなければ4連勝を手にしていてもおかしくない器だったのです。

桜花賞の後は、オークスではなくダービーに駒を進め、ウオッカ以来の牝馬のダービー制覇を目論みました。

結果的には5着に敗れましたが、この世代の牡馬はエフフォーリアやステラヴェロチェをはじめ、有力馬が多数揃っていたこともあり、負けて強しの競馬でしょう。

その後は秋華賞に向けて調整されていました。

ところが、この年の夏に全治不明の骨折が判明しました。

手術こそ無事に終わりましたが、珍しい箇所の骨折ということもあり、いつターフに復活するか、現在も未定です。

ステラヴェローチェ

ステラヴェローチェは2歳限定戦のサウジアラビアロイヤルカップを制した馬で、マイルから3000mまで幅広く活躍できる距離適性の高い追い込み馬です。

人気落ちながらも皐月賞、ダービーで3着に入選し、菊花賞でも1番人気に支持されました。

結果的にはクラシックタイトルを手にすることはできませんでしたが、暮れの有馬記念で4着に入選します。

そして、古馬になって前走から間隔を詰めて挑んだ日経新春杯でも3着以下を突き放す競馬で2着に入選しています。

どんな条件でも結果を残すことができる馬主孝行な馬ですね。

今後の活躍に期待がかかります。

モズベッロ

2020年の日経新春杯を制したモズベッロは典型的な重馬場巧者です。

クロノジェネシスがはじめて勝利した2020年の宝塚記念は稍重馬場で開催されましたが、力強い追い込み競馬で3着に入選します。

また、翌年、直前の雨で重馬場開催となった大阪杯では有力馬のコントレイルやグランアレグリアをかわしての2着入選でした。

力が求められる馬場であれば、たとえG1の舞台でも実力を発揮できますが、良馬場での成績はここ最近いまいちです。

この馬にとって雨は恵みの雨ともいえます。

今後、重馬場開催でこの馬が出馬するようでしたら強く狙ってみてもいいかもしれません。

シャドウディーヴァ

2021年の府中牝馬ステークスにおいて、悲願の初重賞タイトルを手にしたシャドウディーヴァは長く脚を使える舞台を得意としています。

2021年1月時点でシャドウディーヴァは9回馬券に絡んでいますが、そのうちの7回が東京競馬場でのもので、府中巧者といえるでしょう。

初重賞タイトルを手にした府中牝馬ステークスにおいても、馬場の外目から末脚を伸ばして勝利を手にしました。

得意舞台がある反面、輸送を苦としていて、新潟で開催された関屋記念では2番人気に支持されながらも7着に敗れています。

東京近郊で開催されるレースでは強く狙いたい反面、長距離輸送先の開催となるのであれば人気を背負ったとしても馬券から切りたい馬です。

個性派ぞろいの追い込み馬たち

追い込み馬には個性的な特徴をもつ馬もたくさんいます。

最後に、個性のある追い込み馬を紹介しましょう。

メロディーレーン

平均馬体重が450キロから500キロあるサラブレッド界の異端児ともいえる牝馬のメロディーレーン。その特徴はなんといっても馬体が小さいところにあります。

メロディーレーンの平均馬体重は350キロです。ほかのサラブレッドよりも一回りも小さく、騎手が大きく見えるほどです。

しかしながら、父オルフェーヴル譲りのスタミナと心臓の強さで長距離レースで活躍しています。

オルフェーヴルの仔らしく、後方からのロングスパートが得意な馬で、2600m以上のレースで結果を残しています。

昨年の有馬記念においても、有力馬の中で精いっぱい力を出し切りました。

敗れはしましたが、現役屈指のアイドルホースとして、6歳になった2022年も長距離レースに挑むことが発表されています。

エイティーンガール

エイティーンガールは2020年のキーンランドカップを制した短距離馬です。

力が求められる馬場を得意としていて、翌年のキーンランドカップにおいてもタフな札幌の洋芝で末脚を伸ばして2着に入選しました。

しかしながら、時計の出る馬場では凡走することもあり、同年に開催された京阪杯に出馬した際は10番人気に支持を落としていました。

ところが、開催後期で荒れつつあった阪神でその末脚は炸裂します。

3.4コーナーから少しずつまくるようにスパートをかけると、直線で馬場のよいところを選択し、並入る人気馬をかわして勝利を手にしました。

2020年のキーンランドカップ以来の勝利、1年ぶりの勝利を手にしました。

また、騎乗した秋山真一郎騎手にとっても2019年の北九州記念以来、2年ぶりの重賞勝利となりました。

イクイノックス

キタサンブラックの初年度産駒であるイクイノックスが頭角を表したのは東スポ杯2歳ステークスです。

1番人気に支持され挑んだこのレースでは、直線で馬場の外目から長く脚を使います。

地の利を生かして追い込みをしかけたイクイノックスは、上がり最速32秒9の末脚を叩き出し、2着のアサヒに4馬身差をつけて完勝しました。

種牡馬としてのキタサンブラックの価値を大いに高めたイクイノックスは、2022年の初戦、ぶっつけで皐月賞に向かうことが発表されています。

まとめ

現役で活躍する追い込み馬を紹介しました。

第一線で活躍する追い込み馬もいれば、特定の条件下で真価を発揮する追い込み馬もいますね。

追い込み馬は年長のマカヒキから、最年少のイクイノックスまで、世代ごとに活躍している馬がいます。

今後、追い込み馬がどのような形で競馬を盛り上げるのか、引き続き着目していきたいですね。